ファイバーレーザー
ファイバーレーザー溶接ヘッド
肉盛りが可能な『アーク溶接』と、高速で歪みの少ない『レーザー溶接』の2つの利点を併せ持つ、三菱独自のアーク&レーザー ハイブリッド溶接ヘッド

特長
アーク溶接とレーザー溶接 2つの利点をこの1台で実現

- 当社独自のアーク&レーザー同軸化技術により、両方のメリットを併せ持った加工を1台で可能とし、お客様の加工能率向上に貢献致します。
- アークがレーザー照射部を溶融するため、多少のギャップがあっても十分な溶接ビードが得られ、溶接時の開先要求精度を緩和できます。
- レーザーにより形成されるキーホールにアークが集中し入熱が大きくなるため、レーザー単独に比べ深い溶け込みで溶接加工ができます。
アーク&レーザー同軸化により自由方向の肉盛りが可能
- アークが横入れで供給される一般的な方式だと一定方向への肉盛りしかできません。
- しかし、当社の溶接ヘッドはレーザー光と同じ中心軸からアークを供給するため、アーク供給方向に依存しない3次元の自由軌道で肉盛りすることが可能です。
光源はすべてファイバーレーザーを採用
溶接品質、スピード、コスト等従来の溶接技術の課題を解決するファイバーレーザーを採用。
- 連続発振による連続照射で溶接ビードが滑らか、綺麗。
- 突合せ溶接でも ”す” の発生が少なく液漏れに強い。
- レーザーのスポット径が小さく集光密度が高いため、溶接歪みが少ない。
- プロセスモニタリング、シームトラッキングなどのオプション機能により溶接状況に合わせて正確に溶接することが可能
スペック
※各ヘッドは発信器とのセット販売です。
TIG-YAGハイブリッド溶接ヘッド

ヘッドサイズ | 560mm×φ90mm |
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質量 | 6kg |
焦点距離 | 165mm |
使用出力 | ~6kW |
集光倍率 | 1.0倍 |
特長 | GAP裕度の向上、溶接速度アップ可能 低歪み溶接(従来のTIG溶接比) |
主な適用先例 | 亜鉛めっき鋼板溶接 非鉄系材の溶接 (Al/Cu/Ti) など |
MIG-YAGハイブリッド溶接ヘッド

ヘッドサイズ | 465mm×φ100mm |
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質量 | 5kg |
焦点距離 | 190mm |
使用出力 | ~6kW |
集光倍率 | 1.7倍 |
特長 | GAP裕度の向上、溶接速度アップ可能 低歪み溶接 (従来のMIG溶接比) |
主な適用先例 | 厚物構造物 アルミの高速溶接 など |
レーザー溶接ヘッド

ヘッドサイズ | 580mm×φ90mm |
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質量 | 14kg |
焦点距離 | 250mm/300mm/350mm |
使用出力 | ~最大20kW |
集光倍率 | 1.5倍 |
特長 | 高出力に対応したヘッド構造 焦点距離変動を抑制し、より安定した溶接品質を実現 長焦点深度により厚板溶接が可能 |
主な適用先例 | 高出力(~20kW)厚板溶接 ステンレス材の低歪み溶接 など |
同軸レーザーブレージングヘッド

ヘッドサイズ | 470mm×φ110mm |
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質量 | 5kg |
焦点距離 | 140mm |
使用出力 | ~6kW |
集光倍率 | 1.3倍 |
特長 | レーザーとワイヤの同軸化により3次元溶接が可能 狭隘部まで浸透性の良いろう付けを実現 |
主な適用先例 | シール接合(自動車トランクリッド等) など |
発信器
出力 (kW) |
型式 (IPG社製) |
QBHコネクター (HLC-8) |
ファイバーカプラー (内蔵型) |
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1.0 | YLS-1000-CT | 標準付属 | 標準付属 |
1.5 | YLS-1500-CT | ||
2.0 | YLS-2000-CT | ||
3.0 | YLS-3000-CT | ||
4.0 | YLS-4000-CT | ||
5.0 | YLS-5000-CT | ||
6.0 | YLS-6000-CT | ||
7.0 | YLS-7000-CT | ||
8.0 | YLS-8000-CT | ||
10.0 | YLS-10000-CT |