精密切削工具

シェービングカッタ

ホブやピニオンカッタで荒歯切されたギヤ歯面を微少量削り取って仕上げるのにシェービングカッタを用います。
4種類の加工法(1.コンベンショナル 2.ダイヤゴナル 3.アンダーパス 4.プランジカット)のうち、プランジカットは高能率・長寿命のため、四輪車・二輪車ギヤの量産ラインで多用されています。
当社のスーパーコートシェービングカッタ、ファインピッチシェービングカッタは、工具寿命やワーク精度の改善に優れた性能を発揮します。

スーパーコートシェービング

特長

  • 硬さアップにより、カッタの耐摩耗性が向上
  • 表面状態の変化がほとんどなく、カッタ面粗度が悪化しない
  • 寸法変化が少なく、セレーション溝深さのバラツキを抑える
スーパーコートシェービング

加工事例

ワーク m2.7 PA20° 68T
HA 28° RH Φ116
歯幅 36 SCr420H
カッタ 79T Φ225
MACH3 + スーパーコート
スーパーコートシェービング

ファインピッチシェービング

加工事例

ファインピッチ+材質変更+スーパーコートSVCによる工具寿命改善・コストダウンを達成

ワーク m1.7 PA17.5° HA36° NT45°
カッタ NT113 HA21°
対策 剛性アップ、ファインピッチスーパーコート
切削条件 79T Φ225
切削条件 回転数220rpm
送り量0.4mm/min T1:2 T2:4 T3:4 BM:0.02 プランジ
ファインピッチシェービング
当社製SVCによる加工歯面(5,500個)
ファインピッチシェービング
他社製SVCによる加工歯面(1,500個)

シェービングカッタによる加工

シェービングカッタとホブやピニオンカッタで荒加工されたワークを交差角(5°~15°)を持たせて、かみ合わせ回転させることで発生する歯面のすべり運動により、微少に切削しながら仕上げ加工します。
比較的安価に量産できるため、自動車や建設機械の歯車仕上げに用いられます。
ただし、熱処理前の加工に対し可能。(熱処理後は歯形研削となる。)

シェービングカッタによる加工
シェービングカッタによる加工
シェービングカッタによる加工
シェービングカッタによる加工

コンベンショナル加工法

コンベンショナル加工法
コンベンショナル加工法

アンダーパス加工法

アンダーパス加工法

上図でカッタを青色で示す下の位置から、赤色で示す上の位置まで動かすと、接触点は左から右へ移動しワークの歯幅一杯を仕上げることができる。

直ぐ隣に歯があり、コンベではカッタとワークが干渉する、交差角がとれない場合

アンダーパス加工法

ダイアゴナル加工

ダイアゴナル加工

カッタを赤色の矢印の方向に、斜めに送ると噛合い点がワークの右端Aから左端Bに移動する。

ダイアゴナル加工

プランジ加工法

プランジ加工法
プランジ加工法

ホローリード(逆クラウニングリード)は、歯形に刃付けが必要。

加工条件の設定(基本的なシーケンス)

ダイアゴナル加工
切削速度 プランジ、
アンダーパス
145m/min
ダイアゴナル、
コンベ
120m/min
注意 ワークの回転速度 < 2000rpm
軸物 < 1000rpm

プランジシェービングの特徴と一般的な加工条件

スーパーコートシェービング
スーパーコートシェービング

刃付について

スーパーコートシェービング
シェービングカッタ歯形研削盤ZA30A
シェービングカッタ歯形研削盤ZA30A

関連ページ

米国ブローチ製造会社「Federal Broach Holdings,LLC」のサイト(言語:英語)にリンクします。

インド歯切工具製造会社「Mitsubishi Heavy Industries India Precision Tools Ltd.」のサイト(言語:英語)にリンクします。